あそぶこと

2020年5月21日

あそぶことは幼児期の子ども達の宝物。

あそびを通して様々な経験や関わりを持つこと。

1つのことにねらいを絞るのでなく総合的に多用的に学び経験すること。

一般的にいえば、あそびは遊びという1つの言葉の中で大きく括られてしまうのだが、大人が学べば学ぶほど「あそび」という言葉の幅広さや奥深さを痛感させられてしまいます。

このひとつひとつの写真の中にも、子ども達の学びや経験が溢れ出しています。そして同じ場所でも、一緒にいるお友達、関わる保育者、過ごす時間が異なると、また違う遊びが生まれ、経験が蓄積され、多様性という言葉通りの時間を過ごすことができる。

同じツリーハウスでも上の写真と、下の写真では子ども達の遊びも異なるし、目的も異なるし、経験も異なります。同じ時間、同じ場所にいても本当に沢山の物語が生まれています。

ツリーハウスの数メートル先では保育者と野草で遊ぶ姿も。

またその数メートル先には築山に登り、なにやら園庭全体を見渡す子。

園庭で「自由あそび」をしている時ほど子ども達が本能的であり、笑顔が溢れ、様々な経験をしているのです。

遊びが大事、あそびが大事。

木の根が見えない地中に広大に根を張るように。

子ども達も人生という大舞台に向かい、今、この幼児期に大きな根をはっているのです。決して目には見えないけれど、確かに子ども達は遊びを通して太く、大きな根を張りめぐらせています。

そして年齢と発達と共に変化していくあそび。進化していくあそび。

そこに子ども達の成長と手応えを感じる事ができます。

この業界では著名な方で、私も非常に尊敬する方にこのような事を教えていただきました。

幼児期の子ども達にとって必要なのは「土、水、太陽」。とおっしゃっていました。ざっくりとしていて、捉える幅が広すぎるので、聞く人で受け止め方は多様かと思いますが私なりに解釈し、影響され、この幼稚園の環境構成に大きく繋がっています。

写真から聞こえてくる、子ども達の賑やかな笑い声。ただ遊んでいるようにしか見えないかもしれませんが、この遊びから子どもたちが何を感じなにを経験しているのか。そして今、何に興味を広げているのか。

無数に広がる子ども達の興味関心を。今後も広げていけるような幼稚園であり続けたいものです。

ゲロッ、ゲロッ。

今日も新しい命が子ども達と遊びに来てくれました。

いらっしゃい。吉田南幼稚園へようこそ。

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