体力測定 第2の巻

2020年6月20日

先日ご紹介しました年長児の体力測定。
梅雨の晴れ間を見つけ第2回、屋外版を行うことが出来ました。

屋外編は全部で3種目。

「補球」「ソフトボール投げ」「25m走」となります。

こちらは25m走とソフトボール投げに使用するラインです。

男児女児それぞれ2回ずつ測定し、遠くへ飛んだ距離を記録します。
投げるという動作は経験が必要な動作です。
運動能力はもちろんですが、この種目は運動経験から養う「身体的経験」が大切となります。

足を引く、半身になる、肘を曲げる、腕を振った時のボールをリリースするタイミング、などの経験が多いほど遠くまでボールを投げることが出来ます。
ちなみに最高記録は10m50㎝。前期の記録としては非常に高い数値です。
この園児の養育歴、家庭環境、第何子かを想定すると、納得の結果でした。

こちらは補球です。
3m離れた距離から保育者がボールを投げ、170㎝のライン(高さ)を越えてきたボールを補球する事が出来るかを数えます。10回投げて何回補球出来るかが計測値となります。

補球は「空間認知能力」という力が必要となります。
どのような速度で、どんな方向から球体が飛んで来るのか。距離や高さを測る力です。運動以外にも車の運転などする場合、必須の力となります。

25m走りは、そのままの通り25mを走りきりタイムを測定。

予定よりもスムーズに進行ができ、無事時間内に測定する事が出来ました。
さくら組のみんな、お疲れ様でした。
先生も補球の測定で
1人10回ボールを投げる×28人(2名欠席)=280回
投球をした為、途中からヘトヘトでした。

まとめとして本年度の卒園児は比較的に運動能力が高い傾向が見えました。
昨年は男児の数が女児に比べ10名程少なかったりと男女比にばらつきがありましたが、今年は男児15名、女児15名と同数であったりする事も影響しているようです。

また、日常から屋外遊びを選択する園児が多く身体をいっぱい動かしている傾向も見られます。そういった遊びの積み重ねが蓄積され心身ともに成長していくのですね。

さあ、ここから卒園までにどれほど子ども達の身体が成長するかを楽しむ見守っていきたいと思います。

もちろん、「あそび」を通してです。

※こちらの調査はMKS幼児運動能力テストの種目、測定値を基に実施しております。

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