だれ~れかブランコか~わって!

2015年9月3日

いよいよ2学期が始まりました。夏休みに園庭の大きな整備工事をいたしました。 梅林(駐車場)も含め雨水対策と,とにかく広くなる為の拡張工事です。 IMGP2021 IMGP1950   園庭も「あそびコンセプト」を込めた遊具配置と「築山」を新たに設置しました。この夏多くの研修に通い、これまで思い・考えていたの園の存在意義とその教育方針とを明確にして「子ども育ち」にとって「最も重要な視点をもった<あそび>の質を考えていきたい。」そんな思いの園庭づくりの第1歩目です。私たち教職員も「認定こども園」としての1歩目のスタートです。わたしどもも、 子どもたちとともに「学び」「成長」ができたら本当に嬉しいと思います。

 2学期1日目は雨の為、子ども達の新園庭デビューは2日になりました。園庭に飛び出した子ども達は、まずは「築山」へ、それから、久しく遊べなかった「回転遊具」そして「ブランコ」「鉄棒」とはちきれんばかりのパワーで、目をキラキラさせてあそび始めました。(工事期間中、長いあいだかわいそうな思いをさせました。) 次の写真は子ども達の理解力とルールへの認識を感じさせる出来ごとの写真です。・・・・・!? IMGP2055

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IMGP2046    たまたま、ブランコ周りが手つかず状態で、柵がまだ設置されていなかった為、やや危険な様子でした。私は、応急措置として、とんがりコーンとラインカーで1本の白線を引きました。一人の年長児がたずねてきました「なんの線?」、私が「線の中に入ったらぶつかって危ないよね~!」年長の子に話しました。それっきり、何の指導も言葉も、全くかけてもいないのに暫くして見てみると、ラインの外側に異年齢児も含め、キチンと整列して待っていました。そして、「だ~れかブランコか~わって~!」と声を揃えて叫んでいます。

 子ども達は、私の「危ない」のたった一言で意味を理解して、おそらく、年長者がルールを作って 他の子ども達にもいい聞かせ、守らせてあそんでいるのです!

 こども達の力はすごいものです。その自立する力に、驚き、感心しきりでした。わたし達、おとなにはその力を信じて,伸ばしてあげる大切な役割があるのではないでしょうか!。   2学期は、「あいさつ」とやりたいことを「自分で考え」「自分でやって」「自分でできた」を目標に私たちも子どもたちに負けないように頑張って行きたいものです。 園長

 

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