100人の村
2016年9月2日
副園長です。
本日は吉田地域家庭教育研究会と少々お堅い名前の
研修会に参加してきました。
本園のPTA役員様も多数ご参加頂きありがとうございます。
この研究会は吉田地域の幼稚園・保育所・小学校・中学校の
先生と保護者が参加し、毎年内容の濃い研修会なのです。
本日の講演して下さった
「NPO法人霧島食育研究会 千葉しのぶ先生」
~食べ物にはドラマがある 心を育む食と農~という演目で
お話頂きました。大変貴重なお話で充実した時間となりました。
そこで、
私が印象に残った話を1つ。
「もし日本が人口100人の村だったら、食べ物を作る人は
何人くらいいると思いますか?」と千葉先生が言いました。
私も約2割(20人)くらいかな?と考えていましたが
実際は100人の人口に対して
たった3人だそうです。。正確には2.5人。
日本の食料自給率はここまで低いのです。
ましてや10年後は1人に減少する。
100人の村で考えると非常に恐ろしく、リアリティ
に現状の日本の状況を感じ取る事が出来ます。
10年後、我々日本人は誰の作ったもの食くするのであろう?
自分の命を他人と他国(輸入)に委ねて良いのだろうか?
そんな話が非常に印象的でした。
食べ物に、なにも困ることなく生活できる今。
あふれ出た情報や恵まれ過ぎた環境の中で
大切な事を我々は忘れてしまっているのかも知れません。
毎日の給食を残さず食べる事、
命を頂いていることに感謝する事、
生かされているという事、
まずは食べ物への「感謝」を持つ気持ちを大切にしていか
なければなりません。
そして、我々大人が、子ども達にその大切さを
真剣に伝えていかなければならないのではないでしょうか。
参考:農林水産省「食料需給表」より