ドンドンドンドンドン・ド・ド・ドン
2016年9月12日
「ザー、ザー、ザー」と今朝から続く大雨の雨音が鳴り響く中。
「ドンドンドンドンドン・ド・ド・ドン」。
アリーナからそれに負けない大きな太鼓の音がします。
年長クラスが運動会で行う「組体操」の練習です。
何度も何度も練習して、お披露目するのはたったの1度きり。
それでも、その日の為に年長の子ども達は頑張っていました。
本番で素晴らしい演技をすること。・・・が目的ではありません。
子ども達が目の前の目標に、クラスのみんなと力を合わせて過ごす時間。
それが、この「組体操」のねらいであり、保育であります。
平成30年度幼児教育要領改訂に向けて、中間発表として
「幼児期の終わりまでに育って欲しい姿」が10項目
発表されました。
組体操はその10項目でいけば
「健康な心と体」「自立心」「協同性」に該当します。
運動会お披露目が、保育の目的ではありません。
まさに10月に向けて懸命に取り組む「今」が、
組体操の最大の目的なのです。
いつもと違い優しいだけではなく、真剣な表情を見せる
先生達。それを感じ取り真剣な表情を見せる子ども達。
幼児期、最初で最後の組体操に向けて・・
一生懸命がんばりましょう。
入場行進、選手宣誓、遊戯、マーチング、
組体操、かけっこ、リレー。
園生活最後の運動会です。
全ては年長さんが「花」です。
今週から子ども達は疲れた顔をして帰ってくるかもしれません。
けど、それを乗り越えた子ども達の表情は、1つ成長した
姿になるのです。頑張れ、年長さん。がんばれ、さくら組。