廃材から育まれる創造性
2024年4月20日
吉田南幼稚園では数年前から「廃材あそび」を大切にしています。
現在は各クラスごとの保育者が「廃材コーナー」をクラスに設置して子ども達が自由に取りだし使ってよい環境構成をとっています。
この日、たまたまテレビモニターを購入して開封していた私(園長)
すると、凹凸の激しい段ボールが梱包材として現れました。
「これを子ども達に渡したら、どんな遊びをするだろうか?」という興味に沸き立てられて・・・・
お外で遊んでいた子ども達の近くに「ソッ」とおいて観察していました。
すると、砂場付近で遊んでいた子ども達が発見!!
その凹凸の激しい段ボールに砂を入れて何やら遊びはじめました♪
「何つくってるの?」と私が聞くと
「チョコレートだよ♪」と子ども達。
何かに見立てる力、本当に素敵な創造力です。
廃材がなぜ良いかと私なりに感じている事を書きます。
廃材は基本的に家庭で使用済みの食材・お菓子などの箱やプラスチック形状の物が多いです。
つまり、家庭で使用しなくなった廃材から遊ぶのでECOでもあります。現代的にはSDGsの考え方と同じです。
もう1つ挙げるとするなら、
既製品の玩具は〇〇して遊ぶ。という使い方が限定されている事が多いです。なのでそれ以上に遊びが広がる事がありません。
しかし、廃材遊びにはそもそもルールがないので子ども達が頭の中で考えた事、創造した事を自由に形として表現出来ます。
その力はまさに、これから先の未来を生きる子ども達にとって重要な力だと考えています。
話すととても長くなるので、ここでやめておきますが・・・・自分で考えて、くっつけたり離したりしながら
新しい物を生み出す(価値を生み出す)力が「廃材あそび」には含まれています♪ご家庭でもごみに出す前に、廃材コーナーなどを作り是非再活用してみてください。
園長【ハシグチ】