花咲く前
2020.06.08
この梅雨時期の代名詞の花といえば
皆が紫陽花を思い浮かべるのではないでしょうか。
先日我が子と公園を散歩していると紫陽花が綺麗に咲いていました。
そんな中、ひときは目に飛び込んできたこの紫陽花。
花咲く直前、ギリギリまでからだを丸めているような姿です。
珍しい瞬間はさておき、私は紫陽花のこの姿をこれまで見たこと
ありませんでした。
ただ、この姿が目の前にいる我が子や園に在園する子ども達のように
目に映ったのです。
花咲くタイミングもそれぞれ。
色も似ているようで1つ1つに個性と違いがある。
同じ土壌で育っても隣の株には異なる色の花達が咲いていました。
同じように日光を浴び、同じ土壌で同じ栄養を摂取しても
みなそれぞれに個性があり、それぞれの花を懸命に咲かせようと
努力している姿が、まるで子ども達のように感じました。
早く咲く必要もないですし、
同じ色である必要もないですし、
それぞれが、それぞれの育ちの中で
花咲かせることの大切さを。
焦らず、焦らす。自らのスピードで。