廃材コーナー遊び
2021.12.11
吉田南幼稚園に新しいコーナー遊びの環境構成を行いました。「廃材コーナー」遊びです。
子ども達は家庭や園で使用しなくなった廃材を使い、頭の中でたくさんのアイデアを浮かべながら遊びを広げていきます。
22世紀を生きる子ども達の世界。想像した事ありますか?今ある仕事の50%近くはAIなどの成長で機械が担う時代です。そして新たな仕事が続々と生まれる時代。では人の役割や仕事はどうなるのでしょう?
これからの未来は予測不能な未来、VUCA時代と言われています。たくさんの物、こと、情報が目まぐるしく変化して予測が出来ない未来が待っています。1つ確かな事は、これまでの暗記ベースの学習ではなくなるということ。暗記や情報は調べれば簡単に手に入る時代。
大切な事はその情報や新たな物、ことを活用・運用し社会に役立つ力が大切と言われています。そのためには人が持つ創造性を豊かに表現でき、膨大な情報から世の役に立つ事を生み出す力が必要です。
私達大人が歩んだ未来とは全く異なる学び方で学習し、私達大人が予想も出来ない世の中を生きる子ども達。
その世界で必要なのは人と人が対話しながら物事を生み出し発展させる力。創造性豊かで柔軟な思考。粘り強く最後までやり抜く力。
iQ以上にEQ「心の知能指数」が非常に大切になってきます。
廃材コーナーでは使われなくなった牛乳パック、ペットボトル、紙、段ボールなどを多様に使い子ども達が対話をしながら様々な物を生み出していきます。
まるで未来を創造するように、目の前の物から脳をフル回転してアイデアを出していきます。
わからない事は調べる、やってみて失敗した事は改善してみる。このような遊びを通して、未来を創造する準備をしているようです。
先生に言われたことしか出来ない子、ではなく。わたしはこうしたい!ぼくはこうしたいんだ!そういった主体的な学びや行動がアクティブラーニング、小学校就学以降の学びの力となります。
やらされるから、やる!へ変換する。上から指示された事をやるという行為は機械化されていきます。
さあ、どんな未来を作るのか。
今世界中で幼児教育の重要性が再認知され、少子化でも一人一人が輝き、活躍する未来を大人達も共に創造していかなければなりません。
吉田南幼稚園でも「遊び」の中から教え込む保育ではなく子ども達がやりたい。主体的な保育に矢印が大きく方向転換しています。
昭和平成の保育から令和の保育へ。未来の子ども達と共に歩んでいきましょう。