環境構成
2020年7月3日
新園舎前のウッドデッキ。
その下に基礎となるコンクリートの犬走りがありましたが
転倒した時など危険ではないだろうか。
そのような意見がありましたので施工業者さんと1ヶ月悩んだ末に
盛土をして芝生を植えることにしました。
![](https://i0.wp.com/yoshidaminami.com/wp-content/uploads/2020/07/img_3797.jpg?resize=980%2C1307&ssl=1)
工事前はこのように基礎のコンクリートが見えている状態です。
安全面を考慮し、建築段階で基礎の角は丸く面取りしていたのですが
デッキからの高さがあり、少し危ないかもしれないです。
![](https://i0.wp.com/yoshidaminami.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4654-1.jpg?resize=980%2C1307&ssl=1)
梅雨の晴れ間に、盛り土をして高さをあげました。
またその上に芝生を植えることで子ども達の安全性がグッと向上
しました。雨天の際も泥だらけになる心配もなく、
芝生が水を吸収してくれます。
![](https://i0.wp.com/yoshidaminami.com/wp-content/uploads/2020/07/img_46501.jpg?resize=980%2C735&ssl=1)
こんな感じで予想以上の完成でした。
![](https://i0.wp.com/yoshidaminami.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4667.jpg?resize=980%2C735&ssl=1)
このデッキに柵をつけた方が安全面として良いですよ。
最後まで建築側の担当者さまから言われていましたが、
私も最後まで拒み続けました。
このながいウッドデッキは子ども達や保育者の「憩いのベンチ」
この写真のように座って、絵本を読んだり。話をしたり。
疲れたら休憩したりする最適の場所だからです。
![](https://i0.wp.com/yoshidaminami.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4669.jpg?resize=980%2C735&ssl=1)
安全面。本当に大切なことです。
ただし、安全面を配慮しすぎ世の中の施設は何もかも不自由ない
環境になってきました。
それと引き替えに、本来子ども達が身につけるべき身体の能力が
どんどんと低下していることも受け止めないといけません。
![](https://i0.wp.com/yoshidaminami.com/wp-content/uploads/2020/07/img_4668.jpg?resize=980%2C735&ssl=1)
少しの段差、平坦ではない通路。
そんな場所も子ども達の成長にとって非常に重要な環境です。
全てが安全すぎる環境では子ども達は育ちませんので。
少しの怪我をする事も、こどもたちが危機意識・自己防衛という
スキルを学ぶことになるからです。
と、いうことで。
この環境は是非そういった目線で見て頂ければと思います。
「緻密で繊細な環境作りは子どもたちを細部から成長させる」
私はそうだと信じています。