お砂との出会い

2022年4月12日

 

0歳児から1歳児の専用園庭での遊びの様子です。
今日は砂遊びをしていました。
0歳児の時期は、砂を握ったり、離したり、こぼしたり、少し投げてみたり。
何を作るではなく、その砂の触感を指先で感じています。
昨日の雨で、少し湿ったお砂は握りやすく、まとまりやすかった事でしょう。
数日晴れが続くと、砂の湿りはなくなり、パラパラとした触感に・・・・

「あれ・・・?」という乳児の気づきがあるかもしれません。
「あれ・・・?」と不思議に思う事。「なんでだろう?」という気づきが「子ども達の科学する心」を育てていくのでしょう。

日常の小さな体験や経験が、子ども達の「学びの心」の発達につながるようです。

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1歳児さんになると、直接手で触るだけでなく、玩具を使って砂をすくったり、叩いたりします。
道具を持ち、遊びが変化していきます。
そのすくった砂は、型にはめられ「ケーキができた♪」など、創造的な遊びに発展していきます。
それと同時に玩具を器用に扱う微細運動も日常の中で多様に繰り返されていきます。
神経系が発達するこの時期に、大きな「粗大運動」と指先や細かな動きが必要となる「微細運動」をバランスよく経験する事が
その後の運動神経や器用さなどに大きく影響していきます。

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子ども達が遊んでいる「ただの砂遊び」。

その「ただの砂遊び」の中にも、子ども達の発達に必要な事が、たくさん詰まっています。

「おいしそうなケーキだねぇ♪」、「いっしょにたべようねぇ♪」

保育者の声掛けが、子ども達の「遊びの世界」をどんどん広く、広げていきます。

遊びの思考は、将来社会で多様に活かされる力です。

丁寧に、ひろ~く、ひろ~く、子ども達の創造が広がる環境構成と言葉かけを「吉田南幼稚園」では大切にしています。

© 認定こども園 吉田南幼稚園

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