夏野菜の育ち

2022年5月11日

今年から導入した「コンテナFarm」で夏野菜を育てています。
「コンテナFarm」は移動が可能な畑。
日常の保育では、中々畑まで足を運ぶ機会が少ない事もあり、園庭に日常の風景の一部として
野菜が育てられないものだろうか・・・・。
そして出会ったのがこの「コンテナFarm」です。子ども達の日常の視線の中に。1日の当たり前の風景として。
野菜の成長や育ちが共存する世界を作りたかったのです。

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夏野菜の植え付け体験を通し、「野菜」の成長が子ども達の「日常」に浸透しました。

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苗植えの経験が「子どもと野菜の距離感」をグッと近づけてくれました。

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土に触れる事。当たり前のことですが中々そのような機会が「子ども達の生活」から少なくなっているように感じます。

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緑を植えたり、食物を育てると、そこには「虫などのたくさんの命」との出会いが生まれます。
野菜たちも「虫」という「命」の力を借りて受粉をして「実」をつける行程があります。
そんな「自然」のありのままの姿を、私たちの「園庭」で。
子ども達の目の前で行われる「自然現象」や「命の営み」を、「豊かさ」として小さな頃の記憶に浸透させてほしいと
考えています。

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苗の植え方や、葉の形状で少しずつ野菜の名前を覚える子ども達も増えてきました。
「体験」が本当の知識となり子ども達をあたたかく育ててくれています。

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子ども達の生活の一部として「当たり前の風景」となってきた「野菜の育ち」。
「ぼくがうえたんだよ♪」
「わたしがうえたんだよ♪」
嬉しそうに毎日水やりを率先して行う子ども達の姿には「興味関心」の「芽」が育っているようです。
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大きく育っても、水のやりすぎで枯れてしまっても。
それもまた「経験」になります。お世話しすぎても枯れてしまう経験があっても「なんでだろう?」という不思議に興味を持つことでしょう。
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豊かさとは「自然」と共存する中で育つと考えています。

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ホカホカの土の感触を楽しむ0~1歳の子ども達。
最初は触れるのを躊躇していたものの、少し触りだすと次から次へ手を伸ばしていました。

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吉田南幼稚園では「自然」や「命」との出会いが豊富にある場所です。
実体験を通し、子ども達が感じた事や思っている事を「丁寧」に保育者達が広げていきます。
丁寧な声掛けから、子ども達が次の世界に視線を広げられる「学びの橋渡し」となるような保育を大切にしています。

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© 認定こども園 吉田南幼稚園

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