とあるひの午後
2017年2月17日
幼保連携型認定こども園 教育・保育要領
■人間関係
他の人々と親しみ,支え合って生活するために,自立心を育て,人とかかわる力を養う。
1 ねらい
- (1) 幼稚園生活を楽しみ,自分の力で行動することの充実感を味わう。
- (2) 身近な人と親しみ,かかわりを深め,愛情や信頼感をもつ。
- (3) 社会生活における望ましい習慣や態度を身に付ける。
2 内容
(8) 友達と楽しく活動する中で,共通の目的を見いだし,工夫したり,協力したりなどする
教育・保育要領にある「人間関係」。
園生活の中で、園児は他の園児と一緒に楽しく遊んだり活動したりすることを通して、互いのよさや特徴に気づき、
友達関係を形成しながら、次第に人間関係が広がり深まっていく。人間関係が深まるにつれて、園児同士がイメージや
思いを持って交流しあいながら、そこに共通の願いや目的が生れる。そして、それに向かって遊びや活動を展開する中で
園児同士が共に工夫し、協力するようになっていく。とある。
「幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説」引用
■とある日の午後■
年少の園児が砂場でない場所で団子づくりを行っていた。
吉田南幼稚園の園庭で、団子づくりに適した場所は砂場ではなく
雲梯下にあるこのスポット(笑)土が良いのでしょう。
子ども達は良い団子を作りたいときは必ずこの場所を選ぶんです。
①1人の女の子が団子をつくっていますね。
②そこへ、お友達が「ぞうさんのジョロ」とスコップを持って参戦。
2人になる事で「人間関係」の交流がはじまります。
なかなか団子が丸くならない最初の女の子に対し。
ジョロを持った女の子が団子づくりの「コツ」を伝授します。
「お水があるといいんだよ」
そう言って、2人でお水を運ぶことに。
あらあら~。ジョロに少し穴があいていてお水が
こぼれています。それを見かねてか・・・
もうひとり、違う女の子が。
その穴を手でおおって、こぼれないようにしてくれました。
これで3人になりました。
「あっ、ここにあながあいてるんだ」
おさえてたけど、急いで運べば大丈夫。
と結果的には2人で運んでましたが(笑)
さあ、団子スポットはもうすぐだ!!
がんばれ~!!徐々にお友達が集まってきましたよ。
さあ、あなに水を入れて団子づくり開始!!
硬くてドロドロの団子を作るよ~!!
もう、私が雲梯の上から撮影しても一切気づかない
ほど遊びに熱中してます。
そう、これこれ!!
これで綺麗な団子ができるんだよ♪
そんな声が聞こえてきました。
子ども達の「どろだんご作り」。
沢山の人間関係が日々構築されているようです。
幼児期って、こういう事から様々な事を学びます。
大人はこの視点を大切に見守り、この遊びがさらに
発展できるように工夫する事。
それが保育者の仕事なのですね。
それにしても、年少さん。
和やかで・・とても、かわいいです。