防犯訓練
2018年6月22日
6月18日、大阪府を震源とした地震。悲しい報道が沢山耳に入ってきました。
被害にあわれた皆様へは、心よりお悔やみ申し上げます
我々も子どもを預かる教育施設として、様々な災害マニュアルや危機管理マニュアルを作成しております。
またマニュアル作成で終わることなく、訓練も必要です。
聞きなれたものでいえば、地震や火災による避難訓練ではないでしょうか。
今回は少し聞きなれないかもしれませんが「防犯訓練」の様子をご紹介します。
こちらは防犯訓練中。不審者が裏口から侵入してきた事を想定しての訓練です。
マニュアルと計画に従い、すぐにアナウンスを開始。一斉に教室に避難しました。
マニュアルを作成しても、不審者がどのような行動をとるか分かりません。ただ、早急な行動がとれるかは日々の活動の積み重ね。体が反射的に動くような訓練を積み重ねていきたいものです。
さあ、あまり園児さんを怖がらせると本来の目的である大切な内容が入らないので・・・活動の間で不審者のネタばらし(笑)野田先生、春澤先生が毎度大活躍してくれます。本当に感謝です。
ここからは園児と職員に「さすまた」や「防犯スプレー」等の不審者対応備品の説明を行いました。自分の身は自分で・・ではなく、子ども達の安全をしっかり守るための訓練は欠かせません。
吉田南幼稚園には各箇所に24時間防犯カメラが設置されています。また入口門も常時自動施錠。このように厳戒態勢を取らなければ安心を確保できない時代になってしまった事は何よりも悲しい事ですが、時代に対応する事も我々施設の役割。
もう、私たちが受けた幼児教育や小学校教育と現在の教育は様々な違いがあります。保護者に皆さんが幼児期の頃「防犯訓練」や防犯カメラ、自動施錠などありましたか?地域の住民が皆家族のように子ども達をあたたかく見守ってくれてた時代だったのではないでしょうか。
自然災害は想定出来ませんし止めようもありません。しかし犯罪に関しては「人」が起こすこと。まっすぐと道徳心を持ち、共同性のある人づくりの最初が幼児期なのです。少しでもこの場所が、次の時代の為に貢献できればと思います。