ちびっ子ART~最終章~
2017年3月6日
もうすぐ卒園式。
今週は「お別れ給食」や「お別れ遠足」など行事のあたまに
「お別れ」がつくものばかり。いよいよかぁ・・・と
毎年この時期になると思います。
さて、今年ちびっ子ARTのメインとなった「はてなのき?」。
いよいよ最終章となりました。
以前から保護者の皆様に協力して頂き、折っていただいていた
アレをいよいよこの木に飾り付けています。
今年にちびっ子アートはこの木の伐採から始まりました。
その後、皮を懸命に剥ぎ取り、ニスを塗りつやを出し、
固定台を作り、独立して立たせる。そして最後はこの木に
枝を生やし、命を注ぎ込みます。
ことしのちびっ子ART最終章は「ORIZURU PROJECT」です。
これから卒園式、入園式、出会いと別れのこの季節。
鶴を桜に見立て、卒園児を見送ります。
そして4月には新しい園児を迎える予定です。
遠くで見るのと、近くで見るの。
それぞれ顔が違います。
子ども達の目線で写真撮影しましたが本当に、
桜に見えてきました。
これを見て何を感じるでしょうか?
以前、とある有名な方に「保育は感性を磨く事」と
アドバイスを頂いたことがあります。
それは子ども達の見えない力を育てる。
1本の枝に2時間。1枚、1枚貼り付けていきます。
これだけたくさんの鶴をつけていたら、
折った方の、癖が分かるようになってきました。
あっ、これは家族で折ったな。とか。
これは子どもが折ったものだ。とか。
1枚1枚に、その時の家庭背景が思い浮かびます。
その思いに負けないよう頑張って貼らねば。
せっかくなら「子ども達が感動するものを!!」
記憶に残るものを、感性がグングン刺激されるものを。
そんな思いと忍耐で完成まで頑張ります。
これは子ども主体の活動でなく大人たちからの贈り物。
保護者と幼稚園の思いが詰まった贈り物。
しっかり受け取ってくれれば。
どの角度からでも楽しんでください。
どの時間からでも楽しんでください。
これは夜桜です(笑)
卒園式までに満開になりますように。