生き生きとした先生達

2017年12月4日

12月2日(日)第35回お遊戯発表会が開催されました。

今年度のお遊戯発表会は例年とは違い

最新型超単焦点プロジェクターを導入した「劇場型お遊戯会」

と私は勝手に名づけておりました。

毎年、発表会に至るまで先生たちは

 

①衣装を1枚1枚手作りしています。

②お遊戯の振り付けを試行錯誤して考えます。

③劇の台詞や振り付けを1から考えます。

④合唱では新しい曲のピアノを毎回練習します。

⑤背景に飾る超大型の絵を平日夜遅くまで、

また日曜まで出勤し朝から夜まで作成します。

⑥もちろん併行して通常保育業務も行います。

⑦また10数ページにわたるプログラムを全園児

100部以上作成しなければなりません。

 

本当に先生達はこの時期多忙でしょうがありません。

少しでも負担を減らす事が出来れば、子ども達と

関わる時間を確保できる。ピアノの練習時間も確保できる。

演技の振り付け時間を確保できる。

そう、上記の事を担任だけで行う事は本当に大変な事なのです。

子ども達も、もちろん忙しい時期ですが、その先頭に立つ担任の

先生たちは目もまわる忙しさ。

本園では認定こども園に移行後、職員が増えたことにより

上記の負担を軽減する事に成功しました。

主幹を中心にプログラムの作成、衣装作りの補助、

演技指導の際の補助員サポート、そして今年度は

単焦点プロジェクターを導入する事で背景画作成に費やしていた

時間を演技指導、合唱指導にまわす事が出来ました。

決して楽をしようとしている訳ではありません。

本当に必要な事に、必要なだけの時間を費やせる工夫なのです。

 

担任の先生達もこれまで以上に演技指導、合唱指導、に専念

出来た事で本当に素晴らしい発表会となりました。

私たちの園の主役はもちろん「子ども」達です。

しかしながら、そこに関わる唯一の大人である先生達は

非常に重要な役割を果たします。

子ども達の為だから先生達はどれだけ時間を費やしても頑張りましょう。

では、ないと思います。

子ども達と共に歩む先生達だからこそ、無駄な事は軽減したり

サポートしあい、本質的に向き合うべきところに、必要な時間を

必要にかけられるような環境作り。先生達が働きやすく、笑顔溢れる場所には

必ず子ども達の純粋な笑顔が生れます。寝不足、疲れ、ストレスを抱えた

職場では子ども達の表情もキラキラと輝きません。

先生達が無理なく、生き生きと働ける場所こそが、こども達にとって最大の

価値が生れる環境であると信じています。

今年の発表会は、その向かうべき方向に少しずつ近づく事が出来た

お遊戯発表会だったような気がしてなりません。

 

子ども達、先生、保護者が笑顔に溢れ

感動の涙に包まれた、あたたかい発表会。

 

あんなに小さく生れてきた我が子が、堂々と舞台に立つ姿。

沢山の方に支えられ大きくなっていく、成長の喜び。

 

それぞれが様々な感想を持った発表会なったのではないでしょうか?

お忙しい中、御来園頂き、本当にありがとうございました。

また今後とも吉田南幼稚園を宜しくお願い致します。

 

吉田南幼稚園 副園長

2017コラージュ

 

 

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