サンタクロースより早い贈り物
2017年12月6日
この時期になると幼稚園の中で、際立って目立ちたがる巨木がある。
落葉前に緑の葉から鮮やかな黄色に化粧をほどこし、子ども達を見下ろしている。
空気が乾燥し、肌寒い季節の中、暖色のあたたかい葉をぶら下げたイチョウの木は
この時期の主役であろう。
生前、理事長が言っていた言葉を思い出した。
「植えたんじゃない、勝手に生えてきた。」
強い生命力を持ったこの木は、何十年もの間子ども達を見守ってきた。
そしてこの時期になるとサンタクロースより少し早い落ち葉を
子ども達にプレゼントしてくれる。
その葉は子ども達の遊びの教材となり、花束や砂場の飾り付けなど多様な
遊びを提供してくれる。
我々よりも長い間子ども達を見守ってきたイチョウの木。
今年も素敵なプレゼントをありがとうございます。
来年も楽しみにしています。