待つこと・選ばせることの大切さ!

2016年11月26日

 少し前のお話ですみませんが,9月鹿児島こども療育センターの運動会に行ったときのことです。いくつかの種目中,興味深かったのはTVの「サスケ」ばりの「忍者」競技でした。忍者になった子ども達がポールの一本橋を渡り、跳び箱を飛び,鉄棒にぶら下がり,背丈ほどの高いキューブロックの壁を登り,飛び降りる。幼稚園の5歳児ほどの子どもがどんどん挑戦していきます。子ども達は目を輝かせながらそれをやりこなしていきます。子ども達の試技にも感心しましたが,一番印象に残ったのは周りの保育者・保護者達が、子ども達の幾度の躊躇の繰り返しにも,どれだけ時間がかかっても自ら行くまで「じーっ」と待って応援してあげている姿でした。挑戦し「自分の力でやり遂げる。」それは必ず子どもの達成感と自信に繋がります。
 また,もうひとつ気づいたことはこの種目中、子ども達が自ら競技を「選び挑戦する」部分が設けられていたことです。私たちもやらされるのではなく何かに挑戦するときは自分で選び達成したいものです。子ども達も一緒です。やるとやらされるでは達成感が違います。自ら選んで挑戦し達成することは「達成感」と「自信」を得る一番の近道であり、また自立への一歩です。大きな集団の私どもの園の保育環境とそのまま比較は出来ませんが、全ての子どもの育ちにとても大切な部分と感じさせられます。
私たちも子ども達を待ってあげられる時間と選ばさせる心の余裕を持って接してあげたいものです。ご家庭でも心がけてみてください、きっとお子様の目がきらきら輝く様になるのではないでしょうか!!。園長 dsc_0630

© 認定こども園 吉田南幼稚園

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