全日設置者・園長研修大会in盛岡

2015年11月19日

先月26日は岩手県盛岡市に,全日本設置者・園長研修の大会の裏方として参加いたしました。認定こども園の全国移行率は23.2%ですが,鹿児島県は67.3%で茨城県79.4%・秋田78.1%についで全国第3位です。全国の自治体,それから全国の幼稚園の志向は移行を視野にいれ新制度へ移行の方向を向いていることは事実ですが,現実は問題も多くその壁にぶち当たっているのも事実です。私が参加した分科会では,各自治体が独自に進める中,利用者負担額や利用調整の問題、1号児・2号児・3号児が一緒にいることから生まれる運営面とPTA保護者志向や給食費の理解の問題点等さまざまが取り上げられました。我が園も先駆けて「認定こども園」になりましたが,この研修で,うなずける課題も多く,長い将来を見れば選択は間違っていないと思いながらも,「職員研修・会議」等の時間確保や「預かる子ども達の時間環境などの配慮」など,今後は,良質の教育提供に取り組む「質の改善」に取まなければならないとの強く感じるところです。焦らず一つ一つ解決していこうと考えております。最近はもう一つ大きな課題と感じておりますのが「人材確保」の問題です。補助教員・保育士さんはハローワークに募集を続けておりますが,応募者が絶対的に少ないことと,なかなか雇用にまで繋げることができておりません。本年度卒業の新規採用者も応募がとても少ない状況です。どこの業界においても顕著にこの傾向であるようですが,私ども保育施設もますます深刻な問題となっていくでしょう。

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© 認定こども園 吉田南幼稚園

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