ふれあい交流学習2021

2021年10月28日

昨日の10月27日から28日の2日間、吉田南幼稚園のお隣にある「吉田南中学校」の生徒達が
「ふれあい交流学習」で園を訪問して下さっています。
この活動も、振り返るともう6年近く継続して行っています。この「ふれあい交流学習」は中学生にとっても、子ども達にとっても互いが「相互に学びあう」貴重な時間です。

毎年、手作りの玩具（おもちゃ）などを持参してくれて、その手作りの玩具を通し「遊びと関わり」が生まれていきます。こちらは輪っか投げの様子です。輪の大きさなどを大小作り、子ども達みんなが楽しめるような工夫がされています♪（年長3歳児クラス）

このクラスではボールで的通しをするゲームをしています。（年中4歳児クラス）

年長クラスは「もぐらたたき」で遊んでいました。段ボールのテーブルから手動でもぐらが出てきます。緩急をつけたりと中学生の非常にこだわりを持ち、子ども達の事を見通して制作した事がよく分かりました。（年長5歳児クラス）

この中学生が制作した玩具が、幼稚園の子ども達と中学生の関係をつなぐ道具となり、終了時刻になるとすっかり関係性を深めていました。思春期の学生ですが、幼い子ども達と接すると自然と「笑顔」が生まれる不思議な時間です。

 これからの社会、幅広い年齢の人と接しながら相手の事を想い、自分の事だけでなく社会のために何かを生み出していく考え方が重要となってきます。そういった意味で、中学生にとっては自分より幼い子ども達と接する時間「加減や配慮」、「気づきや想いやり」などを体験出来たのではないでしょうか。吉田南幼稚園の子ども達にとっては「中学生という大きいお兄ちゃんお姉ちゃんへの憧れや優しさ」を感じた時間になったようです。

今回卒園児の中学生も大勢来園してくれました。顔や体格が変わりすぎて、名前を聞くまで全然気づかなくてごめんなさい(笑)
数年という時間は、子ども達を大きく成長させます。今日、体験した子ども達も中学生になった時に「今日の経験」を思い出すことでしょう。そうやって記憶や経験は蓄積されながら成長していくのです。